『その価格に未来はあるか!?』

こんにちは、おかちゃんです。今回は、商売にとって一番のキモとなる価格設定の話です。

コロナの影響もあり、最近ではすっかりデリバリー型サービスも充実してきましたね。僕も時々利用しますが、近隣の馴染み店も参画してきており「いつもの味」が気軽に利用できて助かっています。

その反面、配慮が足りなくて残念な体験も少なくありません。同じ飲食店でも、配達サービスにより違いもあってモヤモヤが残る事もあります。出前館、Wolt、UberEats、DoorDashなどなど重複して登録されている店舗さんも多いと思われます。

カトラリーと呼ばれるオプションを設定しないとスプーンや割り箸が付属されなかったり、ライスが別注文というシステムであったり、ソース類や飲料類が割高に表示されていたりと、出展する側も注意して各サイトをチェックする必要があります。

そして今回の主題である価格設定です。配達サービスが一般化するに従い、配達コストも消費者側が認知してきた頃かと思います。

イベントにより格安な配達料に見えても、出店店舗が負担し、サイトへの手数料も掛かっていますね。

例えば、実店舗で750円の唐揚げ弁当もデリバリーすると1050円くらいになっているようです。残念ながら、配達コストを頭では解っていても、消費者側は1050円で商品を判断します。

その状態の中、箸が付いてない、ドレッシングがない、御飯がないなんて発生してしまうと、残念なイメージしか残りません。特にデリバリーのジャンルは安いからオーダーするという感覚がリアル店舗ほど作用しません。

であるならば、もう100円、150円価格アップさせて充分な包装パッケージやカトラリーを充実しては如何でしょうか?リアル店舗への誘導や来店割引チケットを同封したりと、アイデアは尽きません。

初来店に誘導するまでのコストは決して安くありません。キッカケをデリバリーと捉え、形を変化させた販促をそれぞれ考えてみて欲しいのです。アップセルのチャンスです!!!

ちなみに、僕が体験したアップセルの例は、クリスマスオードブルや中華おせち、パーティーパックなどの案内が入ってたりします。とても感心しました。いずれにせよ、チャンスを増販に繋げるためにも、価格とデリバー商品のクオリティーは常にチェックすべきです。

この記事で未来と書いた意味は、事業の将来という意味もありますし、次回へのオーダーにどう繋げるかの2点どちらも重要と判断して記事にしました。

あなたの店舗の強みは何か。商品の特徴は何か。サービスに抜け目はないか。同業他社に追いついていない部分は無いか。異業種といえど学べるポイントはあるか。良いものは今すぐ取り入れ模倣する瞬発力はあるか。

これでいいか!そう思った瞬間から退化が始まります。一瞬ヒットしても、類似サービスが横行し出し抜かれる厳しい飲食業界です。

店内POPは古びれていないか。内容はブラッシュアップされているか。美味しそうな写真、目を引くキャッチコピー、店舗の清潔感やスタッフの言動に至るまで、ありとあらゆる細部に目を配りましょう!

利益の中から、明日への投資、1年後の投資、商売が永続するための仕掛けに、一定割合を必ず!振り向けていきましょう。無理な投資という意味ではありません。

費用分配で、広告や人材育成は真っ先に削りガチなんです。一瞬止めても、売上げが急に下落する訳ではない経費だからです。

常に商売を進化させる!これを実行するためには、適正な利益確保が必須なんだという意味です。参考になれば幸いです。

おかちゃん

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