こんにちは、おかちゃんです。今日は、あなたのお店が時代にマッチしているか、遅れているかの参考になればと書いていきます。
先日、ご支援先のオーナー様と話をした内容です。
地方都市で、和菓子店を経営されています。徐々に活性化してきた様子で、喜ばれておりました。
ほぼ、地元客が主流で、定番商品で売上げを立てています。
老舗ですから、店構えも歴史ある風格で敷居も高そうでした。
スタッフさんも皆、僕より年上の人ばかりです(汗)
紹介されたキッカケは、地元商工会での集まりからでした!
地元に商工会議所や商工会って必ずありますよね。会員になられていますか?
経営指導員という肩書のスタッフさんが居て、各種相談に気軽に乗ってくれます。
僕の場合は、相談会繋がりで支援に入る事になった訳です。
先ずは、年間カレンダーのヒアリングです。1年間の売上げのポイントや弱い時期なども分かってくる訳です。
今日の記事でいう、時代にはガッチリ取り残されているという感じでした(涙)
しかし、タイミングも大事。これから繁忙期という時期に、改革は難しい訳です。
歴史も定番もある商売ですから、なかなか新しい取り組みには腰が重い重い。
ガツガツ商売しよう!という訳ではありませんが、継続は退化です。
スタッフも高齢化の波です。このままでは、歴史が止まります。
経営者にそんな危機感もあり、指導の機会を頂戴できました。
変わらなきゃ!その意識がある経営者さんは、やはり見所があるといえます。
新しい和菓子作り。これは、簡単には成しえません。
先ずは、世の中で支持を得てきているスイーツの勉強からです。
自社商品のアレンジやバリエーションは可能か。商品の良さを知っている常連客以外に、伝えられる土壌があるか。菓子作りのコダワリは消費者に伝わるか。
試すことが山程でてきます。スピード感も遅いのです。あまり言うと、僕がイジメてるような気持ちにすらなります(涙)
店内・店外での告知やピーアール。現状で出来る範囲の認識とチャレンジ。
商工会の協力も得ながら、名入れ商品などの試作など色々と取り組んだ内容が形となり、売上になり、少しづつ加速していきます。
パッケージ作りにも問題が山積です。これまでは、10数年に1度位の新作でしたので、出たとこ勝負で箱やらロゴやらパッケージが作られていました。
まるっきり、統一感も無い…。
小さな商売で、ブランディングを語るつもりはありません。
読めないような達筆な筆文字でロゴを作っても、伝わりません。
ちゃんとお客様に伝える。伝わらないコダワリに意味はありません。
具体策は書ききれませんが、どこの老舗にお邪魔しても同様の問題にぶつかります。不思議です。
様々な交通整理と、情報発信、伝える・伝わるデザイン、これだけで息を吹き返すのです。驚きです。
これ、ちゃんと取り組むと若い人(といっても30代・40代)に伝わるのです。
日常用、贈答用、土産用など和菓子には、色々な使われ方がありますよね!
季節感だって大切な要素です。夏はフルーツゼリーと水ようかんって時代ではありません(笑)
ちゃんと、すべき事をタイミングよく取り組むだけで、アッという間に活性化します。僕は、そんなお知らせをする係みたいな役でしかありません。
自分の店の棚卸しです。原材料だけでなく、商売に関する全ての要素を一度テーブルに乗せてみる必要があります。
それにしても、パッケージ印刷は特殊で、独占な世界ですね~(笑)
今回、色々驚き気づきも多かったです!まだまだ風通し良くできそうです。
続編にご期待ください!
おかちゃん