こんにちは、おかちゃんです。
お呼びが掛かるカメラマンになるために、僕が実行した事を振り返ってみました。
あなたの参考になると思います。
先ずは、ライバルの分析です。
いきなりレギュラーの仕事なんて来るハズがありません。レギュラーで入っているカメラマンの現場が重なり、代打みたいな感じで仕事がやってきます。
なぜか地方では、カメラマン1本で仕事している人が少なく、慢性的に不足しているからです。
そこがチャンスな訳です!
先ずは、オーダーをくれたデザイン会社に、これまでの写真を見せて欲しいと依頼します。
先方も代打カメラマンに、これまでの写真の傾向を真似て欲しいと願うからです。
定期的に発行している、クライアントさんの広告物が今回大きく変わった写真になると困るのです。
まぁ、過去の写真を見ると撮影のクセとか、傾向は読み取れますので、予習としてチェックです。
印刷物に関係する撮影ですと、1回の撮影すべての写真が使われる訳ではありません。
過去に撮影された、在版写真と呼ばれるカットも入ってきますから、似た撮影を心がけます。
時には、メインカメラマンに直接聞く場合もあります。実績があまり無い時期ですから、向こうが先輩な訳です。低姿勢でお伺いします(笑)
この経験は、後に生きてきます。今、僕が重なった場合は外注して撮影して貰うのですが、僕から電話して具体的な指示をしちゃいます。
カメラマンごとで使う機材(主にレンズ)が違いますから、写真の傾向がガラっと変わると困るのは自分だからです。
さて、写真の傾向が解ったところで、撮影の準備する中で少しだけ仕掛けを施します。
先ずは、カット数。
これ、キャリアが長いベテランに多いのですが、あまりにカットを切りません(笑)
フィルムの名残なのか、巨匠気取りなのか分かりませんが、納品される枚数が30枚とかなんです。
これでは、その後の行程であるデザイナーも困る訳です。
しかし、労力を掛けたくないデザイナーですと、渡された30枚を自分でセレクトする事も無く、淡々とデザインにハメていくので、そんな人だと300枚も渡すと迷惑がられます(涙)
そんな人達とは良い仕事なんて出来ませんから、早々に距離を置きましょう!
カット数に関連しますが、手持ちでのイメージカットを増やしましょう。
ベテランさんは、フィルム時代の感度がISO100時代の名残でシャッタースピードが1/60固定だったりするのです。それだとブレも懸念され、イメージカットで商品に寄ってくれ!と言われても、三脚を使って固定ポジションからの押さえになってしまいます。
これやると、写真のバリエーションがマンネリになりますよね。
そこで新参の我々は、差を見せつけられます。マクロに付け替えたりして、がんがんシャッター切りましょう!デジタルですから、勿体付ける必要ありませんしね(笑)
次に、差を付けられるのは、テザー撮影ですね。
先輩カメラマンは、そんなに新しいマックではありません。というか、余りお金を掛けてない。
僕の場合は、普段ウインドウズ使いなんですが、テザー撮影専用にRetinaのMacBookを購入しました。
現場で、Retinaの美しい画面で圧倒します(笑)もちろん画面のキャリブレーションはしっかりと!
たぶん、実際に印刷物になった物よりキレイに見えちゃうわけです。
撮影現場は、少し暗い場合も多いので、Retinaの威力は絶大なのです。
そして、現場のクライアントさんとも楽しく会話して、撮影を進めましょう!
僕は、飲食関係の知識もあるので、器や皿の選定や、料理の仕上げや、あしらいなどもコメントしていきます。お!このカメラマン詳しいじゃん。と思ってもらえたら勝ちです。
また呼んでください!なんて言ってはいけません。今回は代打です。仕事で見せるのです!
当然ですが、現像作業も普段より念入りにします。ゴミ取りや色調補正も丁寧に作業し、納品しましょう。
デザイナーは、テキストや写真という素材が勝負です。いい作品には良い素材が必須です。
これを繰り返していけば、必ず呼ばれるカメラマンになります。
というより、発注先のクライアントさんから、先にご指名入るようになります。
そうなったら、ギャラも高めに交渉です(笑)
それでも、おかちゃん指定での条件で撮影が取れます。
スケジュールも相手次第じゃなく、僕の空き日でお願いします。なんて言えますからね!
もちろん実績を重ねながら、徐々に上がっていくものです。
奢ることなく、謙虚に笑顔で丁寧に仕事していきましょう。
(自分に言い聞かせています…)
競合ライバルを分析し、自分の強みを見い出していく。
どの商売にも共通する重要ポイントですね。
決して自慢話ではなく、あなたのカメラマンとしての強み発掘に役立てて下さい!
おかちゃん