こんにちは、おかちゃんです。今回は、素材を徹底的に活用することに関する記事になります。これ、実はなかなか実践されていない現実があります。
今、あなたがお持ちの自社素材どんなモノがありますか?
先ずは、ここから掘り下げていきましょう!
なんにもないなぁ…。これじゃ話になりません。
あなたの店の得意は何ですか?他店に負けない商品は何ですか?
商品ですか?お店の空間ですか?スタッフさんですか?
しっかり足元を観察することで、光る「何か」必ずある筈なんです。
先日、テレビに取材されたなぁ。これも立派なニュースです。
タウン誌が取材してくれた。新聞に掲載された。
それだけじゃありません。いつもお客さんに褒められる。感謝される。
拾っていくと、ちゃんとお店の良さが隠れていて見えてないだけなんです!
灯台下暗し。なかなか自分で気づくのは難しい。
日本古来の慎ましく、謙虚に、背伸びしない。こんな教育も邪魔をします。
自分からアピールできないな。そんな事では競争に負けてしまいます。
素材、ネタ、チームワーク、笑顔、個性的な商品。どんどん見つけてください。
そして、それを最大限知らない人にお伝えしなければなりません。
これが、広告の原点でもあります。
恥ずかしがっていては、何も生まれません!
店内のPOPを書いてみましたか?ツイッターで書きましたか?
ボツになった新作だって立派な宣伝素材です。
僕はいつも写真撮影してデータ納品して、あまり活用されていなくて、つい口を出してしまう事があります。
アドバイスを超えてコンサル領域なのに…(汗)
ある実例を出します。
11月の上旬、居酒屋さんから忘年会チラシの撮影依頼が来ました。
(実際、11月じゃ遅すぎるのですが…)
正直、季節先取りの広告業からすると、今さら?感なタイミング。
忙しい年末用の広告撮影はほとんど終っていたので、時間もあり引き受けました。
少し遠方の印刷会社さんの紹介です。撮影当日の前に挨拶と打合せに顔出しです。
やはりと言いますか、何を準備していいか分からない様子。
言葉は辛辣ですが、1から10まで指示してきました。オーナー様は感心しきり。
でも、違うんです!商売している以上、常に先に先に手を打っていかないとダメなんです。そして、その仕掛けを続けていくのです。
実際には、お店のTwitterアカウントはあったようですので、撮影当日の食材準備のツイートを投稿してもらいます。
撮影風景もスマホで女将さんに撮影してもらいツイート。
プロが撮影した横で、モニターに映し出されるイメージカットをスマホで複写。
(ライティングされているので、ずっとキレイに見えます)
本来なら順番に出される料理もテーブルに一斉に並び、とても豪勢です。
臨場感ある湯気や、シズル感も写りますよね!
お店のTwitterアカウントも店内に掲示されていません。
これも改善です。そして、じゃんじゃん投稿して頂きます(笑)
ツイート見た方に限定したサービスもその場で考えて頂いて、ツイート準備。
宴会広告用の撮影ですが、1粒で何度も美味しい場にしなくてはいけません!
常連さんばかりのフォロワーだったようなので、反応もビビットに(嬉)
驚いたのは、まだ撮影している最中に、投稿を見たお客様が覗きに来たことです。
冷やかしでも、嬉しい反応じゃありません?
アクションを起こすと、小さくても反響があるんです。
一緒にガヤガヤ話していくと、3人居れば文殊の知恵(笑)
アイディアが湧いてきます。忘年会だけじゃなく、お正月用のオセチ風オードブルも企画することになりました。
こうして、1度の広告撮影でしたが、たくさんツイートも出来ました。
新しい商品も生まれました。お客様が近いエリアだと反応もダイレクト(笑)
一番イイネ!が付いたのは、女将さんがアンコウ鍋の蓋を取って湯気と共にシャッターを切った1枚。
普段は気丈な女将さんが、僕の指示で一生懸命演出助手をしている姿が、調理担当のご主人に面白く映ったようで…。
面白くコメントしたツイートが常連客にウケたようです。
そして、新年用のサービスデザートも撮影出来ましたから、何粒も良かったのではないでしょうか?
本来は、雑誌掲載用がメインだった仕事ですから、少しサービスし過ぎだったかもしれません(汗)
企画して、仕掛けして、お客様の反応を活かして、改善していく。
広告の基本といえば基本の動作です。これを続けるしかありません。
ちょっと煮えすぎたアンコウ鍋を撮影後に試食させて頂き、現場を後にしました。
そして、これからは写真から動画の発信です。
あーだ、こーだと試しているシーンですら、情報発信になる時代です。
まだまだ、取り組めていない広告活用を今一度、考えてみてください。
良いキッカケになれば幸いです。
おかちゃん