こんにちは、おかちゃんです。今回は、本当に大切な視点「顧客目線」について、真剣に考えてみましょう。伝えたい情報とお客様が知りたい情報に、大きな差があるという現実を知って欲しいのです。
先日、こんな体験をしました。ランチタイムを超えた時間帯に、遅い昼食を取れないかと出先でネット検索。ラストオーダーの時間や駐車場の有無など、事前に調べてから向かいますよね。
目ぼしい店舗を見つけ向かうと、定休日でも時間外でもないのに入口にイーゼル看板が!
「営業は終了しました」
ネットの情報が間違えているのか、それともコロナ禍の影響か全く分かりません…。
臨時休業日なのか、休憩時間後にオープンするのか何も書かれていないのです。イーゼルに掛けられた既製品の「終了告知プレート」。これでいいのでしょうか?
その時に営業していない事は伝わります。食べに来た顧客が知りたい情報は、それだけではありませんよね。恐らくそのプレートをひっくり返すと「営業中」なのだと思います。
地元の常連客だけなら、それでも通用するのかもしれませんが…。
次にオープンするのはいつなのか。そこが知りたい訳です。
海外なら当たり前に、歩道から営業時間が一目で分かる掲示がなされています。
もう一つ、友人の実体験を書きます。
少し贅沢なランチを食べようと、お洒落なレストランを検索し入店したもののメニューを見るとお得なランチセットの他に、高めのランチコースが書かれていました。
しかし、内容がほぼ分かりません。写真も無く、これでは奮発できませんよね。
結局、友人は情報不足でチャレンジ出来ず、スタンダードなランチにしてしまったというのです。ここなんですよね!とても不満に感じたそうです。
加えて、スマホで撮影したような気の無い写真も安易に使われがちです。せっかくのデラックスコースです!プロに依頼するも良し、スタッフ内でしっかりお客様に期待させる写真の撮影技術を習得するも良し、目線が低いなら高額を狙うべからず!なのです。
世の中を見渡してみてください。食品でもサービスでも店舗でも、リーズナブル、スタンダード、デラックスと細分化されています。そのデラックスのプロモーションが気軽なスマホ写真で取り組んでいる世界があるでしょうか!?
やはり高級志向・高価格帯を狙うのであれば、広告宣伝や告知には心を配らなければ消費者は動いてくれないのです。TVCMで目にする車・ビール・化粧品などを思い出してください。ハイブランドはそれなりの品を醸し出していませんか。
単価アップはどの商売にも必要な取り組みです。一足飛びには到達できません。高級食パン屋さんの包装資材や店舗の装飾、低単価商品にブレない姿勢。やっつけ仕事なら止めたほうがいい。
高単価商品を売りたいターゲット層は、どんな広告なら響くでしょうか。どんなクオリティーで告知すべきでしょうか。他の商品との差別化ポイントはしっかり伝わっているでしょうか。繊細に突き詰めていく必要があります。
顧客の差別ではない所。ここを誤解しないで欲しいのです。
僕は100円パンをよく食べます。タイムセールも大好きです。それでも、お土産に乃が美の角食を買う場面もよくあります。あの手提げ袋で先方に伝わります。
求めてるポイントが大きく違っているのです。
突き詰めて突き詰めて、この商品・サービス・店舗を利用するお客様が真に求めている情報は何なのか?どう仕掛けたら動かせるのか?とことん真剣に考えてみてください。
今回はこの辺で失礼します。おかちゃん