こんにちは、おかちゃんです。今回は、ちょっと耳の痛い話になりますがとても重要なポイントになりますので、必ず準備をお願いします。
僕の社会人スタートは、証券会社です。相場との戦いではなく、お客様に投資を勧める事やご助言する事などに時間を使っていました。
資産家の安定的な運用はごく少数です。個人の方で初心者からベテランまで多くの投資スタイルを垣間見てきました。
投資と言える商品から、投機というか博打に近いモノまで様々な誘惑が溢れています。ここでウンチクを語る訳ではありませんが、大切なポイントがいくつか存在します。
その大きな1つが「デッドラインを決めておく!」です。
儲かるつもりが、逆に振れた場合の撤退どころは先に決めておかないと、確実に実行できません。利益が出ると焦るのに、損には我慢が出来てしまうのが人情です。きっと戻るだろう、待てば何とかなる!これが一番傷を深めます。
資産を減らす人の共通点は、リスク分散が出来ていないのと、利益確定と損切ラインを確実に決めて実行できない、の2点かと思います。
実は、起業にも同じ事が言えます。儲かると思ってスタートする事業で、撤退なんて考えてない!その気持ちは解ります。しかし、万が一考え通りに行かなかった場合は、素早い撤退が結果的に次に再起するエネルギーにも繋がります。
「借入したのだから、簡単には諦めない!」これは、一見美学のようですが傷から出血し、死に向かっている場合も多いのです。そこを回避するには、2つのポイントしかありません!
(1)いざという時の相談相手はいるか!?
税理士さんや銀行の方は除外となります。税務の専門家は、ビジネスの師匠には成り得ません。歩んだ道の後は正してくれますが、先を照らしてくれる訳ではありません。融資に関係した方も、ポシャっては困る訳ですから、頑張れ!頑張れ!となりフラットな判断は難しいでしょう。起業した業界の先輩だけでなく、事業系コンサルタントなどを知っておきましょう。
(2)撤退のデッドラインを決めて必ず実行する!
上手く行かない場合、試行錯誤や改善を繰り返すと考えられます。しかし、月間売上が届かない、資金繰りが予想以上に悪化しているなど、渦中に身を置くと、そう簡単には決断できなくなるものです。引き返せなくなる前に「名誉ある撤退」はどこなのか?を決めておきましょう。
本ブログでは様々な方向から、起業に必要な”勘所”を紹介してきましたが、僕自身の体験を含め多くの汗と涙の上に記事として公開しています。ご自分のビジネスが、いつの間にか誰か(銀行や家族)の為の事業になってしまっている事例ばかりです。
チャンスは1度ではありません。相場の格言に「銘柄に惚れるな!」という言葉もあります。「休むも相場」という言葉もあります。詳しくは調べて頂くとして、起業にも通じる部分が多いと感じます。
副業や起業という言葉が一般化し、ネット上には様々な甘言が溢れているようです。
ITを主にした成功が目立つ中、その業界や地方でも通用する事なのか。自分に都合良い情報だけを集めていないか、今一度、ご自身に問うてみて欲しいのです!
そして、厳しい助言や現実を突きつけてくれる師匠は存在しているか。常に中立で客観的な視点を持っているのは誰なのか。何より、その心地よくないであろう助言を受け入れる自分自身になっているか?が成功へのキーポイントなのだと痛感します。
貪欲に学び続ける気持ち、特に私は料理業界に携わって長いですが、名シェフ・名料理長になるほど、人柄や素直さ・謙虚さに驚かされます。昔の怖い親方風ではなく、若いスタッフにも、褒めて良さを引き出す人が多い。
まさに、長所伸展法という感じです!起業準備の今こそ参考になれば幸いです。
おかちゃん