こんにちは、おかちゃんです。
今回は前回の続き、自分の店を持ちたいと思ったら準備する事について書いていきます。
起業したいとの意思が固まったとしても、いきなり蕎麦屋がいい!なんて決めつけてしまうのは早計です。
新しく会社を興し、その事業が継続・発展しなければ意味ありません。
多くの方が失敗してしまうのは開店する時点がゴールになってしまっていることが一番の原因であることが多いです。
「自分にとって何が目的なのか」
利益が無いとお店を維持できません。その為には、自分がどんな価値を提供できるかにつきるのです。
お店を出店させることにより、地域にどんな価値が提供ができるか。
ここを最初にしっかりと決めて、意思を固めていきましょう!
これが明確になってない人が多すぎます。
自分が出来る価値提供は何なのか。それは、地域で求められているニーズなのかどうか。ここが決まってくると次のステップに進めていけます。
たくさん検討しなければならない事がどんどん湧いてきます。
しっかりと起業準備ノートを作成し、少しづつ問題と検討、解決策を記入していきましょう。急がば回れです!
自分の強み、得意分野、こだわり、他にない技術、こういった強みを一度棚卸しして確認してみることは、起業支援相談や銀行融資などの際にも
熱く語れることはとてもアドバンテージになります。
こういった思考整理をしておくことで、自分の目指す事業の売り文句に繋がりますし、スタッフを雇う場合にも効いてきます(笑)
事業のテーマ・ミッションを自問することで、具体的な目指す方向が見えてくるのです。
次に、固まってきた自分のやりたいテーマについて、出店候補エリアでビジネス的なチャンスが存在するかを検討していきましょう。
考えるアイディアは素晴らしいものと思います。
先程、価値提供が利益を生むと書きましたが、逆に言うと地域にどんな”足りない価値”があるかということです。
例えば、地域にパン屋さんが多くあり、大型スーパーのテナントにもある。
そして、潰れてる店もあるようだ。このエリアでパン屋さんを開業するリスクは高いと判断せざるを得ません。
私は負けない美味しいパンを焼けるんだ!という思いは承知していますが、
国産小麦や国産バターなど美味しいパンにするには、原価が必要で当然ですが売価にも跳ね返ってきます。
スーパーテナントのチェーン店パン屋さんは100円くらいのパンを売っている。
夕方には商品が終わりになり、余った商品はスーパー内のパンコーナーで割引販売になっている。
このような光景よく見かけますよね。
こんな状況では戦いにくい訳です。まったく違うジャンルのパンを製造するしかありません。
ケーキ屋さんと競合するスイーツデニッシュ系、もしくは、天然酵母の石焼きパンなどの高級路線、または、贅沢サンドイッチなどでしょうか。
自分の強みと市場分析で、目指す商圏に必要な”足りない価値”を間違わずに計画を組み立てていきましょう!
おかちゃん