『飲食開業までの準備』

こんにちは、おかちゃんです。今回は、飲食店開業を夢見て準備されている、あなたへ向けたメッセージです。

 

これまでの記事でも開業に向けて注意すべきポイントを書いてきました。

実は飲食店には多くの人がチャレンジしていますが、成功率は高くありません。

逆に言うと失敗、閉店となってしまう方が多いという現実があります。

 

1年で半分が淘汰されるとか、閉店されるまでの期間は平均2年という恐ろしい数字もあります。

僕がここでブログを立ち上げた理由は、こういった悲しい結果になってしまう店を減らしたいという気持ちで書き始めました。

 

先ずは、予算の確保です。

銀行からの借り入れは無いに越したことはありません。1店舗の運営が上手く行って2店目を出店する時に借りるくらいの覚悟で臨んで欲しいのです。

 

そのためには、先ず貯金。貯金。貯金。

昔は店舗開業に1000万円必要なんて言われてましたが、今は空いた飲食店にそのまま入る「居抜き」という方法もありますので、必要資金はぐっと低くなっていて400万円くらいでしょうか。

 

ハードルが下がっていても慌てないで!準備には、しっかりと時間を掛けるべきなんです。

貯金を兼ねて飲食で働いている方もいらっしゃるでしょう。担務した仕事は習得できますが、接客をしている方なら厨房や経営の事は経験できません。

 

自分がオープンしたいお店のコンセプトやメニューのイメージも考えておく必要があります。

他の記事にも書いていますが、写真を上手く活用しましょう。メニューだけでなく開店を周囲に告知するチラシや、店内のポスターなど財産になります。

 

たとえ、オーナーひとりでオペレーションする小さな規模でも、開店となれば全て判断の連続となります。足が地に着かない日々となります。事前に準備できるメニューや広告などはじっくり考えられる時期に取り組みましょう!

 

縁故あるすべての人にお世話になりましょう。決して独りではありません。最初の顧客名簿だと思ってリストを作り、オープンの挨拶状くらいは出す準備をしてくださいね。

 

お店を出店する場所はどうでしょうか。立地は大きな成功要素になっています。

お客様が継続して来店していただける立地になっていますでしょうか。

 

候補を数か所見つけ、しっかりと季節、時間帯、曜日により往来の人がどれくらいの場所か調査する気持ちを持ちましょう。土地勘があったとしても、この調査は一歩上から厳しめにチェックしてください。

 

そして、自分のお店が目指しているターゲット店を作ってください。同じ商圏でなくて構いません。

少なくとも、そのターゲット店と自分の店で何が上回れそうか。負けないポイントを考えましょう。

値段が安いはダメです(笑)利益を残さないスタートは道を険しくするだけになります。

 

専門書では、見込み売上げの10%以内と書いてあるものがあります。見込み売上に到達するまでの期間が問題になります。見込みに到達しない場合だってあります。

 

僕でしたら、在庫が少ないジャンルで固定費をできるだけ少なく済む物件で計画するでしょう。

自宅の一角で曜日、時間を限定して開く、こだわりのパン屋さんなどはすごく有利なスタートだと気づく筈です。

 

最初は小さく小さく始める事が負けない鉄則です。ファンとなってくれるお客様をコツコツ増やし、永く商売が出来る仕組みを計画段階から練っておくことです。

 

計画の段階で色々と頭に留めておいた細かなポイント(自店の売りや顧客ターゲット、コンセプトなど)も、ノートに書いてみるとつじつまが合ってない事があります。

借金はしないけど、銀行に持っていっても融資が受けられる完成度を目指してください。

 

先日、天然酵母のパン屋さんにアドバイスしました。

なぜ天然酵母なのかを消費者が知らないのではないか?という事です。

世にある廉価なパンがなぜ安く出来るのか。そことの違いを教えなければ、高価なパンは意識高い人しか買いに来ないよというアドバイスをしました。

 

早速、ホームページで天然酵母のこだわりを店主が語るページを作成し、同時にネット販売にも取り組みました。値段の意味を消費者に伝えることで、真摯に商売されている店なら光が当たるのです。

急にメディアの取材も来るようになり、生産が追い付かない状態にまでなりました。

 

まだまだ、オープンまでには道があります。次回書いていきます。

 

おかちゃん

 

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