『印刷の基礎知識』

こんにちは、おかちゃんです。今回は、紙への印刷に関する基礎情報を書いてみたいと思います。

僕は永く広告を担当した経験から、少なからず印刷に関する知識を持っています。

しかし、そんな知識も過去の遺物

今は、便利な時代になりましたので、これまでを振り返りながら、最新事情も伝えられたらと取り上げます。

ネットで印刷~!プリントパック!早いんさーつ安いんさーつプリントパックしよ(笑)

実に頭に残ります。あなたもCM見たことありますよね?

でも、普段から印刷発注してない多くの人には、何だろう状態だったと思います。

特に地方都市では、印刷会社が関連でデザイン仕事を受けている場合と、デザイン会社がよく使う印刷会社とベッタリなんて構図が普通です。

デザインだけ、印刷だけでは仕事が完結しませんので、相互協力という体制は当たり前と言えば当たり前ですよね!

少し昔ですと、印刷の見積りには「製版代」とか「版代」なんて項目がありました。紙面に文字を入れるには、デザインに沿って写植と呼ばれる工程が、印刷会社内で行われておりました。

最終的には、実際に製版工程があり、CMYKという4種のインクを基本に、フルカラーを表現します。色ごとに分解し、4つの版を順に印刷していました。

現在では、技術も進みデータを印刷機に送り込むと自動で印刷まで進みます。

4つのインクは今も変わりませんが、データを受けた印刷機は、内部で樹脂の版を生成しプリントまで自動になっています。

これで、4つの版がズレる事もなくなりました。

しかし、樹脂の版ですから多くの印刷には向きません。平板印刷と呼ばれます。

2~3万枚程度でしょうか。

その枚数を超える印刷となると、オフ輪機という大型マシンになります。

紙もローラー状態でセットしますから、何十万枚も対応できます。

ポストインされるチラシがあると思います。

チラシの端を見てギザギザのカットになっていたり、CMYK4色の点が残っているのが見て取れます。これが、オフ輪印刷です。

印刷の品質は、オフ輪より平板印刷の方が綺麗です。

印刷の品質は、一般的に線数と呼ばれる細かさで表現されます。

新聞などは、100線。チラシなどは、175線。平板印刷機では、200線・240線などの高精細な印刷が出来る時代になりました。

ルーペで拡大してみても色の点が分かりません。

最新の印刷機では、線数という概念も無いくらいの細かな世界まで登場しています。

写真を提供する仕事をし、最終のアウトプットが印刷という事が多い訳です。

どんな印刷機で、どんな紙で、どんな細かさで出来上がるか、とても気になるのです。

さて、ネットで印刷できる会社が増えてきました!

印刷マシンも新しく、全国から印刷だけを受注していますので、価格が段違いに安いです。これを中小企業が使わない手はありません。

その為には、使う写真は自社で権利所有している事。そして、近隣の印刷会社さんとシガラミのあるデザイン会社さんを、使わない事が必要になります。

これが以外に難しい(笑)

多分、地元が早いとか、値段もあまり変わらないと営業マンがトークする筈です。

しかし、デザイン料を小さく見せるのに一部を印刷に組み込む会社もあります。

何故か!?増刷の依頼が来ても、デザイン会社に利益が入るからなんです(涙)

純粋に、デザインだけをお願いできる会社を、見つけるのは難しい…。

実は、デザインすらもネットで発注できたりするのですが、それは次の機会に記事にしていきます!

この投稿が令和元年の最終記事になります。本サイトを立ち上げて丸一年になります。これまでのご拝読に感謝申し上げます。来年もよろしくお願い致します。

おかちゃん

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