こんにちは、おかちゃんです。今回は、「印刷の基礎知識」の続きを書いていきます。
近年の印刷技術は、革新著しくクオリティーも上がり早く、価格はリーズナブルに印刷できるようになりました。
ここに至るまで、業界の淘汰も激しかったのだろうと想像できます。
新しい印刷機は、1千万単位での設備投資になります。多々ある印刷会社すべてが導入できる訳ではありません。僕の居住する周辺でも、統合合併や廃業のニュースをしばらく聞きました。
いわゆる人海戦術から、データ化・ネット化の波が押し寄せました。
そんな我々、中小規模の事業者にも恩恵が届く時代となったのです。
印刷に可能な、イラストレーターというソフトで作成されたデザインデータ、さえ用意できれば正に、印刷コストのみで発注できるようになりました。
以前であれば、印刷会社のデザイン部門コストや、営業人員コストに加え、大型印刷機は一瞬でも動き出すと、直ぐ止めても数百枚の刷り上がりが出てきちゃいます。
試し刷りなどのコスト、製版スタッフや裁断など、多くのスタッフコストも、印刷代には内包されていたのです。
ですから、小ロットの印刷なんてめちゃ高いコストに!
500枚欲しいと言っても、秒で印刷されちゃうので無理なんです(笑)
地方でポスター印刷などは、そんな枚数も必要ないですよね。
大型インクジェット機、オンデマンド印刷でクオリティーを少し犠牲にして、低コストで出力する端境期が10年前くらいでしょうか。
加えて、色の管理が難しかった!
写真はフィルム。スキャナーで色分解して、4つのインクで再現します。
僕ですら、20年前ですと青が紫に近い青で印刷されてしまった苦い経験があります(涙)
赤がとっても難しい(笑)
欲しい鮮やかな赤を、「金赤」と色指定しないと暗い赤になったりと大変な時代だったのです。
そんな水面下のコストが、大幅に削減された「ネット印刷」というサービスがスタートしています。
あなたもCMで一度は目にしていると思います。
データを送り込むと、巨大な印刷原紙に自動で面付け、色ズレも無く、データに相当近い色で刷り上がってきます(驚)
鮮やかで、しかも高精細!
地元で印刷するのに比べて、多少の日数が必要ですが補って余り得る低コスト。
まだまだ、活用されていない経営者の多い事。
デザイン会社に大人の事情があることは前回書きましたよね!
発注側で、どんどん新しい提案をして、動かさないと古いままです。
何故か、クライアントが弱い立場なのも、地方の悲しい現実ですね。
そんなデザインそのものですら、ネットで外注できる時代です。
クラウドワークス・ランサーズ・ココナラなど、本職のデザイナーさんが副業でデータを作ってくれる世界が、もう存在しているのです。
ですが、まだまだトータルコーディネートという部分で、個人企業で外注を組み合わせ、リーズナブルに印刷できるとは言い難い。
刷り上がった後の印刷物を新聞に折り込む・ポストインするなど、広告会社にお願いしないと出来ない事も残っています。
ホントは、地域・地域の新聞配達店(新聞社じゃないです)に、セルフ持ち込み可能なんですけどね。折込料を現金先払いなら、ほぼ受け付けてくれます。
おっと!今回は印刷の話でしたね(笑)
広告の世界もまだまだ広いです。ブラックボックスもあるのですが、オープンなブログには書けない事もあり…いずれメルマガで紹介したいと思います!
今回は、この辺で。おかちゃんでした。