こんにちは、おかちゃんです。今回はプロカメラマンの実力診断です。
これ中々難しいミッションです。それを解説していきます。
最近はネットを活用した、クライアントとプロをマッチングするサイトも増えてきましたよね!
あなたがプロのカメラマンにどう出会い、仕事を出す相手を決めるか?発注者の立場を想像してみましょう。
以前、このような記事を書きました。
記事にあるように、小さな仕事を実際に発注してみるのが一番です。
若いカメラマンさんと一緒に成長していけたら、これも素晴らしい事です。
しかし、リモートが当たり前になり商品撮影などは、宅配便で送って撮影してもらうことも可能に…。
そうなると、腕の良いカメラマンを安く注文したい。となる訳ですね!
・カメラマンのプロフィールをしっかり読む。
・作品サンプルを参考に見る。
・もっと写真を見たいなら本人のWEBサイトを訪問してみる。
こんな感じになると思われます。
ところが…なんです(笑)
マッチングサイトのプロフィール文章。ご本人制作ですから、どれほど信頼してよいのか分かりません(汗)しっかり読み取るしかありません。
僕が、いつも不思議に思う事を少し書いておきます。
権威性をアップさせる為なのか、これまでの撮影実績として、有名な会社名がズラズラと書かれている紹介文が目に付きます。
こんなに大企業や有名雑誌で仕事してるのに、サイトで募集なの???
毎月では無くても、レギュラー仕事が年に4回などは普通です。
もちろん年に1回のクライアント様もいらっしゃいます。
良い仕事していたら、普通にレギュラー仕事を持っている筈なんです。
僕はクライアントの数でいうと10~15社ですが、いっぱいいっぱいです(汗)
そして長いお付き合いになっています。
ですから、これまでの撮影実績500社!とか書いてあると…え?大丈夫?
とさえ思ってしまいます。
次の仕事が来ない人なの?もしかして、メインカメラマンが別に居て、穴埋め仕事だったの???
そんな穿った見方にすらなってしまいます。
と、冷静に見るとプロフィール文章の不思議に気づけるかと思います。
大きく見せたいのがプロフィール。数じゃないと思うんですけどねぇ…(汗)
次に、実績写真です。恐らく、撮影者の納得感が低い作品は載せないと思われます。それなのに、クオリティー大丈夫?な作品も多く見られます。
こちらも、以前記事にしていますが、クライアントが大手だったりするとディレクター・デザイナー・コーディネーター・スタイリストなど、脇を固めるスタッフが多数関係した撮影現場もある訳です。
そんな現場で生まれた1枚は、マッチングサイトで依頼して再現できるのか?という疑問です。過剰に誇張された色や、雑誌やポスターなど印刷物になった写真を掲載している人も???です。
レタッチャーやデザイナーが関わっての広告物ですから、「スゴいだろ?」は伝わりますが、納品した写真そのものを出している訳では無いことに気づくべきです。
もっとヒドいのは、その写真いつの時代に撮ったカットですか?と言いたくなるような、懐かしい色味の写真です。過去の栄光をいつまで…(涙)
広告写真といえど、被写体や色に時代が反映されています。ここも注意ですね。
5年、いや3年前の写真は何か違って見えると思います。
ですから、あなたも雑誌や専門誌に掲載される“最新の写真”をたくさん見て目を鍛えておく必要があるのです。
マッチングサイト全盛の時代ではありますが、冷静に想像力を働かせる事でクライアントにマッチした実力あるカメラマン探しが可能となります。
写真は鮮度!これも大切にしましょうね。
拝読に感謝します。
おかちゃん