『コンサルタント依頼のその前に』

こんにちは、おかちゃんです。今回は、あなたのビジネスで何らかの改善を求めて、コンサルタントはどうなのか?と悩んだ時に読んで欲しい記事です。

以前、コンサルタントに関する記事を掲載しました。その続編になります。

選ぶ余裕が無い場合も当然あります。金融機関に支援を求めた際に、根本的な業務改善と称して、半ば強制的に指導を受けなければという事態も見てきました。

僕もコンサルまででは無くても、経営アドバイスする時に困ることがあります。

それは、支援先の改革意識が低い、または既存システムを守りたいという壁を作り、改革を拒む力です。

人は変化を好みません。できるだけ今まで通り仕事をしたい。そう考えます。

この状況が苦境を生んでいるとしても…です。

この反対勢力は、社長の号令だけでは難しいという組織もございます。

コンサル指導を受けなければ、銀行支援が受けられない「背に腹は代えられない」状況であってもです。

そして、長く運営された歴史ある会社さんほど抵抗が強い感じです。

これでは、改革が進みません。限られた時間とコストで改善させるミッションを持ったコンサルは、必然的に上の立場から高圧的にマウントして指導という道を選択しなければなりません。

やんわりと優しくお互いが傷つかない経営指導。これで良いなら苦労しません。

それでは何も変わらないのです。限られた時間で、成果のある変化を起こすために、ある程度のプレッシャーは必要という事を覚悟しなければなりません。

コンサルタントも多種ございますが、こと経営コンサル系が乗り込んでくると指導される会社も相当に振り回されます。

係数管理が完璧ではない訳ですから、コンサルが求める事務レベルで資料を請求されても簡単に用意はできません。

大企業なら別ですが、コンサルフィーも目が飛び出ます(涙)中小企業でしたら1年間の利益相当を要求される事例も多々あります。

・過去数年間の営業数値(損益や決算書などの既存資料以外)

・商品ごとの利益率や稼働率

・製造過程のオペレーション詳細

・社内会議の議事録やアンケートなど数年分

・経費科目毎の年次資料と明細

・資金繰りの詳細資料

などなど(涙)そもそも緻密に数値戦略が出来ていないから苦境にも陥る訳で、簡単には用意できない資料ばかりを要求してきます。

それらが揃って初めてコンサルがスタートする訳です。

血反吐を吐く思い…と称してた経営者さんもいらっしゃいました。

社内運営やスタッフ体制にも指導が入ります。とにかく負荷!負荷!負荷!

そうでもしないと、即効性のある効果が生まれない!というもの現実なのです。

そうやって現在繁盛している企業と比べて改善点を見つけていくのです。

優秀なコンサルは、現場にも入り込んで指導します。

ベテラン社員さんが耐えられなくなり、退職してしまう事態も多発します。

プライドも壊され、まさに「血液入れ替えろ!」なんです(驚)

それなりのフィーを得て指導に入るコンサルタント。優秀なコンサル程、半端ない改革を要求してきます。

社内会議にも出席しガンガン否定していきます。涙なくして語れないのです。

現状が一番心地よい(コンフォートゾーンと言われます)その殻を破れて初めて進化が生まれます。解っていても苦しい指導なのです。

しかし、指導と改革が進むにつれ、旧態然のスタッフが入れ替わり、社内にも小さな成功体験が積み重なっていきます。

そして、世間の繁盛している商売のツボが見えてくるのです。

外界を見渡すと、コンサル指導が入っている企業が分かるようになります。

なぜなら、繁盛のネタは共通している事がたくさんあるからです。

逆に言うと、そんな業界においても上位の繁盛企業であれば、何らかのコンサル指導を受けて進化を続けているとも解釈できます。

とんでもない茨の道ではありますが、生まれ変わるつもりでコンサルタントを頼ってみるのも企業存続への1つの手法かと存じます。

参考になれば幸いです!

おかちゃん

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