こんにちは、おかちゃんです。本ブログでは何度も話題にしていますが、広告に限らず文字より写真、文字より動画について話したいと思います。
情報伝達力ってご存じでしょうか?
コロナ禍ではありますが、リモートワークがなかなか浸透しませんね。これは日本に限らないようで、ワクチンが広まってきた欧米でも会社出社型に戻りつつあるようです。
文字では伝えにくい。だから話そう!こんな経験はあなたにもありますよね。
リモート会議より実際に会う会議の方が良い、目線を合わせ様々な相手の情報を人は読み取っています。人と人が会うだけですが実は凄い情報の交換が行われているのです。
もう少し分かりやすい例を思いつきました…。
あなたはパティシエだったとします。ご自分の厨房はよくご存じです。しかし、他のパティシエさんのキッチンってどうなってるのかな?と興味を持ったと仮定してください。
文字で伝えられても全然伝わりません。現地に居る人と電話で話してもダメでしょう。写真だとどうですか?かなりの事が判りますよね!でも、動画で見渡せたら…!?
写真は文字の100倍、動画なら数千倍とも言われる情報伝達力。通信環境が安く高速になった現在、そんな流れに移行していくのは自然とも言えます。
さぁ、あなたのご商売の何を伝えましょうか?
これまでは、写真といえばチラシやパンフレットに使われるキメの1枚でしたから、完璧なショットという感じでした。しかし、スマホで写真が国民的に身近な存在になりましたので、もっとカジュアルに記録でき見る側の意識も変化しましたよね。
完成ショットだけではなく、こだわりの材料から始まり、作っている過程などもSNSでどんどん伝えられます。ご商売の空気感までが伝わります。試作品や失敗の1枚があってもいい。その方が逆にシンパシーも感じたり…。
動画であれば、試食会や検討会議などまでアップしている会社さんもあるくらいです(笑)
和気あいあいの社風や、真剣な議論というのも悪くないです。最終の商品・サービスが良いのは当たり前です。その背景にあるモノを伝えていく時代なのでしょう。
僕が動画撮影でお邪魔して関心する所は、シェフの技だったりスタッフとの掛け合い、意外なところでは片付けの手際良さなども驚きます!細かなコダワリ部分も見逃せません。写真でもそうですが、何度も何度も作り直す場面などにも遭遇します。
もうひとつ。実際と伝えるイメージの違いですね!
例えばブッフェ。実際の会場はお客様が取りやすい配置になっていますが、そのままの会場を撮影しても伝わりません。誇大広告とは違います。1枚の写真でブッフェの賑やかな雰囲気を伝えるにはどうするか。
お料理をギュッと寄せたり、飾りを加えたりして訴求効果を高めたりします。その想像力も大事な要素です。
僕は、映像で温度を伝えるように心がけています。お鍋料理も、お客様に実際に提供する段階では火は付いていませんが写真では沸々と湯気が出ている写真を撮影します。それと同じです。具材をどう持つと美しく見えるか、そもそもどの一切れを持つかなど時間は掛かりますが、拘るようにしています。
ネットでカメラマンを検索すると、機材がどうこう、ライティングがどうこうとのウンチクが多い気がします。大切なのは、そこではありませんよね!「長年プロ経験から…」と書かれても、うーんワカラン(涙)という感じです。
文字から写真、写真から映像の時代に移行してきました。何を伝えるか、伝えたいか。そこにもっともっと心を砕いていきましょう。
天然酵母の手作りパン。そんな看板を見かけましたが、何となく美味しいような気もしますが、実はぜんぜん分かりません。発酵に手間も時間も掛かるでしょう。イーストフードじゃダメなんだというウンチクがもっと知りたい!店を出てそう感じました。
今回はこの辺で!おかちゃんでした。