『中小企業の会社再生に必要な準備とは?』

こんにちは、おかちゃんです。前回に続き、ディープな話題をご容赦ください。

今回の世界的な環境変化は、恐らく長期化し後の世界を大きく変化させる予感がしてなりません。

商売の形や手法、スタイルも激変させることでしょう!

想像力豊かに、来る時代を考え準備を始めていきましょう。

その前に、目の前の苦境です。

僕の経験で、今になって思い出されるポイントをいくつか書いておきます。

・会計や財務の管理レベルが、あまりに低い。

会社再生時は、時間と資金が必要と以前も記事にしたと思いますが、これらは力ある先生や専門家の知恵でカバーできる分野だったりします。

反して、泣いても自社で作業しなければならない事務作業が多大に存在します。

顧問契約している税理士事務所があっても、ダメな分野なんです。

①資金繰りの精密さ

なんとなくの、月間の売上予測、収入見込、仕入れ予測、支払い見込みになっていたりしませんか?

「日別の資金繰り表」(驚)

これには、本当に苦労しました。ちゃんと先々の毎日に発生する資金の出入りを予測なんてしてませんでした。

でも、これ…めちゃくちゃ大切なんです!

給料日や、買掛金の支払いは、頭に浮かぶと思うのですが、その金額をデイリーで資金繰り表にできますでしょうか?

アルバイトさんやパートさんの発注も水物。仕入もお客様次第。

それではダメなんです。

結果的に、綿密な売上を予測し、関連するどんな物資を買い付けるのか、仕入額や支払先、光熱費や会費関係なども含まれます。

ぜんぜん無理(笑)

僕は最初そう思っていました。中小零細企業で出来る訳がない!!!

それでは会社再生できません。

いざ鎌倉!のXデーに備え、実際必要になるのです。

先ずは、過去の実績などを分析し、精度高い売上予測を行います。

そして、人材コスト、仕入関連、その支払期日を丁寧に拾っていくことで、最後は予測できるようになるんです(涙)

必要性の理由は、後の機会にしますが鍛えると出来るようになっちゃう怖さ。

水商売に近い業界ではありましたが、細かく条件を整え、数字を拾っていくとちゃんとシミュレート出来るというのが、経験後の感想です。

②ご商売に関するこれまでの事、現在の事

会社の歴史や、代表者の経歴、主要取引先(売上・仕入共に)も、この機会に文字に起こしておくと良いと思います。

再生だけじゃなく、資金を調達する際など、色々な場面で必要となってきます。

社員構成や人数、組織図も最新のモノを準備しましょう。

会社で所有する不動産の詳細も必要となります。

書き切れないほど、たくさんの情報と歴史があると考えられます。

緊急時には、なかなか用意できませんので、平時にこそ時間を使って準備しておく必要があると考えられます。

これ、かなり面倒な作業です(笑)くじけそうになります。

会社のパンフレットや最近の広告宣伝物なども、資料化しておくとベターです。

結局、どこかしらで求められるので…。

ここまで書いて何ですが、1冊の本が書けるくらいの内容ボリュームだと気づきました(汗)

僕の経験ですと、準備に3年ですから、その間の苦労を書き始めると…。

こんな時代になり、改めて経験が助けとなるのであれば、続きも記事にしておく意味があるかもしれませんね。

思い詰めるのは、まだ早い!まだまだ打つ手はあります。

出来ることがあるのに、手がつかない。これが一層悪化させていきます。

腹を据えて、会社存続に走っていきましょう!

今回はここまでとします。

おかちゃん

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