『生き残れる会社の条件とは?』

こんにちは、おかちゃんです。引き続き、会社再生に関する話題を書きます。

表現が辛辣になる可能性があります。予めご容赦くださいませ。

あなたが、創業社長か継いだ社長かの違いは、とてつもなく大きいです。

会社を存続させたい!という気持ちに雲泥の差があるのです。

会社を思う気持ちは真剣だ!とおっしゃると思います。

社長と副社長は大違いだと言われる方も多いですが、その差以上かもしれません。

信用ゼロから業を興こし、現在では当たり前になっている様々な事柄を積み上げてきた苦労と大変さ、そこに掛けた情熱の量は知る術はありません。

会社の大小、社歴の長さではありません。

これは、残念ながら創業した社長にしか辿り着けない境地であります。

もちろん、代々受け継いできた社長の苦労は、創業とは別の次元でもあります。

規模を大きくする為に、組織化し、社員を採用し、教育し、会社の文化と歴史を刻んでこられた方の功績に他なりません。

会社は100%株主といえど、いち個人の所有物とは少し違います。

社長個人とは別な時間軸を歩み、生き続けてきた生命体とも言えます。

生み出す苦しみと、育てる苦しみは違いますよね。

会社が大きくなるにつれ、難題も大きくなってきたでしょう…。

しかし、ゼロから1を生み出したスタートの情熱は、比較できないほど貴重な愛情とも言えるのです。

この違いは、どこに現れるのでしょうか。

実は、会社の存続を考える時にこそ、表面化します。

会社の再生と簡単に表現しますが、株式を持つオーナーが変わっても会社は存続します。M&Aなどで株式の価値を評価し、売買が行われ代表者が変わります。

会社としての器は残っても、オーナーは別な人になり、雇用も継続され、表からは中々わからない事も多々あります。

創業家からバトンタッチ。そんなニュースを見ることがありますね。

会社の存在は、社会への価値提供です。しかし、社名こそ残れどもうそこに創業社長の熱い思いは存在しません。

これも立派な再生。事業を承継する形も様々です。

こんな時代になってしまい、存続か倒産かを悩まれている社長も多いでしょう。

心労いかばかりかと、推察します。

絶対に諦めない!!!

これも創業社長が強く持っているマインドで、このメンタルで乗り切れる場面もあります。

逆に、自分の代で出来るだけ迷惑をかけないで閉じよう。

そうして、自主廃業を選択する創業者もいらっしゃいます。

銀行だけでなく、仕入先にも支払い不能で、倒産や特別清算に入る会社もあります。

先ずは、この事業をこの社長が続けなければ意味がない。

そう言い切れる商売かどうか。

地域を守る、雇用を守る。これは、どんな再生の時にも使われるストーリーなので割愛します。

現在の商売が黒字なのか赤字なのか。この社長だから赤字なのか。この社長だからこの売上なのか。この辺りが大きな分水嶺になります。

借り入れ過多。

これが解消されると、事業が前向きになるかどうか。

資金繰りの作業は、社長の多くの時間を奪い、心ここにあらず状態に陥ります。

大きなエンジンである社長が、お客様や社員の方を見られない状態は不幸としか言えません。しかし、資金に窮してくると当たり前にそうなります。

だから、社長ひとりでは解決できないのです。それなのに一人で抱え込む方が多い。専門家、経験者、優秀なコンサルなどを集め、しっかりと時間を掛けて再生を描かないと絶対に成功しません。

次回の記事では、本来の事業を一番毀損させない再生のイメージを書いてみたいと思います。

ご期待ください!

おかちゃん

最新情報をチェックしよう!