『需要と供給そしてマッチングの話』

こんにちは!おかちゃんです。今回は、僕の身近な体験から気づいた、求めてる人にサービスが届いているかを考えてみたいと思います。

実は最近、引っ越ししたんです。もちろん賃貸物件なので仕方ない事なのですが、クーラーがリビングにしか設置されていません。これは厳しい(笑)

寝室が2階にあるのですが、なんとも寝苦しい(涙)そこで窓エアコン!

設置までお願いしたので数週間も待ちましたが、なんとか設置完了です。何かあったらと設置業者の方に頂戴した名刺には、弱電敷設と書いてありましたので質問すると…。

普段は防犯カメラやネットワーク関係のお仕事だそうで、夏だけは大手家電量販店さんの応援でエアコン設置を請け負っているそう。ダメ元で質問してみました。

実は、テレビのアンテナで困ってまして…。あぁ、弊社の得意分野ですよ!との回答。エアコン工事が落ち着いたらアンテナ線の延長に来てくれるとなりました。

まさに渡りに船です。小さな困りごと、つい我慢というか対処しないまま生活している事って多々あります。たまたま名刺をお願いし、質問してみるという段階を経てマッチングです。

引っ越す前に、不要になった廃棄物や家具などが大量に出ます。いわゆる便利屋さんにお願いして引き取り処分をお願いした訳ですが、こちらも探すのにひと苦労しました。昔のように電話帳で探してという訳にもいかず、ネット検索にヒットしても信頼度が低い。

知人の伝手でよやく同級生が便利屋やってるよ!と決まった訳でした。水が漏れた、壁が落ちたのような大事は即対処しますが、我慢すればなんとかという困りごとは何気に多いのではないでしょうか?

この小さな需要は、相当数・多数の方がお持ちのハズです。見込み客としては無尽蔵です。しかし、先ほどの信頼度や気軽さ、料金のミスマッチが怖くてアクションまで結びつきません。実に勿体ない潜在需要なのだと思われます。

僕も写真や映像の仕事をしている関係で、同業他社さんの検索をしたりしますが、見積りはお気軽に!とだけ表示され想像もできない。知らない=怖いとなり行動に至りません。

山ほどの実績ギャラリーはあっても、どんな予算で撮影された仕事か分からないのでは、依頼前の見積りすら躊躇してしまいます。

コミコミ料金、パック・セット・松竹梅プランなど、ネット時代はより消費者の心理的ハードルを下げる努力がもっともっと必要なんだと思います。実績を紹介するなら、そのプロジェクトのパジェット(予算規模)まで開示しないと伝わりません。

なんとなく表面化していない需要をどう掘り起こすか?廉価販売とは違います。しかも、業界の当たり前を知らない需要層でもあります。手間も教育も普段以上に必要でしょう。そこに活路があるのではないでしょうか。

僕も改めて、ひと声いくらが当たり前の業界に風穴を開けられないかを考えています。そして、求める層にどう情報を届けるのか。簡単にはマッチングしません!

WEBやSNSを駆使して、基本的な形なりルールなりを、スムーズな業務遂行の為にも開示していかなければ相互の満足には至らないでしょう。大型案件だけ取り扱うのは楽です。それでは裾野は広がりません。そこにチャレンジしたいのです。

都市部と違い、地方はまだまだフェイスtoフェイスの世界が残っています。オンライン化もなかなか難しい。とは言え、どんな業界にも、未開拓のゾーンが必ず残っています。それぞれの分野で考えてみるキッカケになれば幸いです。

今回もありがとうございました!おかちゃん

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