『元証券マンが投資を勧めない理由』

こんにちは、おかちゃんです。

今回は、稼ぎたいあなたが投資関連を考えているなら、思い留まるような記事です。

僕は、プロフィールにも書きましたがバブル期の最後、平成が始まる頃の時代に証券会社に勤めておりました。当時では4大証券と言われていた中の1社です。

とっても金回りの良い時代でした。

バブルという表現は、弾けた後の命名ですから、渦中の僕らには浮かれた時代という認識もありません。只々世の中にお金が良い意味で廻りまくってるなと感じていた時代です。

当時の先輩からは、ウチの会社は皆アルマーニ着てるからな!と言われました(涙)

当時、恐らくですが、審査も緩く高額の分割支払いが出来た唯一の○Ⅰ○Ⅰカード。

先輩は、悪魔のカードなんて呼んでましたが、じゃんじゃん使え!とケシカケられました。

『バブルへGO!』という阿部さん広末さんの映画がありました。

ティラミスが世に広まった時代です。会社からはタクシーチケットが冊で配られる時代です。

あの映画の若い阿部ちゃんと全く同じ事をしてました(笑)

当時のパソコン情報といえば、黒い画面に緑の文字だけという黎明期です。

そして、現物株式がメインで信用取引などは預り資産や取引実績が無いと許されない時代だったのです。よほどの資産家じゃないとオプション取引や先物など手を出しません。

今よりもずっと規制に縛られてました。それでも、本日の推奨銘柄などと根拠の薄い情報が毎朝本社からFAXされ、顧客に電話セールスをする毎日です。

「すいません!今日だけで5000万溶けちゃいました!」

そんな電話を、資産家のお婆さんに言うシーンなど日常茶飯事です。

正直者から会社を去ります。抜きん出た営業マンは外資系へ転身します。

ストレスも異常でした。その分、ボーナスは入社1年目から立ちました。

(賞与は現金の時代ですから、立つというのはお札の厚さがあるという意味です)

当時、貯金なんて言葉を口にする若者は居ませんでした。

そして気付いた事があります。情報には時間差があるという事です。

投資の格言に「頭とシッポはくれてやれ!」というのがあります。

安く買って高く売る。その両端を狙っては儲け損ねるぞ!という意味です。

実は、頭とシッポを知っている層があるのです。そう!その相場を仕掛ける側です。

これでは個人は勝てません。投資はタイミング。だから機会も平等だと勘違いしてるのです。

実際はそうではないのです。数分・数秒の違い。株価ボードは真のリアルタイムじゃないんです。

もうひとつ。人間の心理です。

反響あれば続きを書いてみますが、人は利益確定には急ぐのに対し、実現していな損に寛容過ぎてしまう。これが利益が残らない何よりの根源なんです。

今では、FXなどの為替商品や金融派生商品などをレバレッジを掛けて投資が可能です。

もう個人をエサにしたゼロサム・ゲームです。

有名なウォーレン・バフェットですら年利20%行くか行かないかです。

投資の神様じゃない我々個人なら、それ以下で満足しなければならない筈なんですが、100万円を1年で110万円では満足しません。

数千万の余剰資金があって、引き出す予定も無いなら時間を掛けずに投資もありでしょう。

しかし、個人が金融投資をしてしまうと、平日の日経株価、週末の為替、深夜の海外市場と気が休まる時間が無くなってしまいます。

負けて損をした記憶は早々に薄れ、勝った利益と喜びはなかなか忘れられないのが人間の性です。

あなたが投資を考えているなら、思い留まる事を願って止みません。

しっかりと現実で稼ぐ方法を学び、ブラックマンデーが来ても(笑)落ち着いて生活できるスキルを身につけようではありませんか!

おかちゃん

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